●太古の昔より人間を糧に栄えた悪魔の一族。封印されていたが現代に蘇り、人間達を食べ尽くそうと暗躍を始めた。
●彼女達の「食べる」とは、俗に言う「性交」であり、老若男女問わず精力を搾り取り糧としている。また精力を搾り取られた者は基本的に絶命するが、強靱な精力を保っていた者はインラーン人=淫魔へと変貌する。その多くは戦闘員程度にしかなれないが、ごく稀に怪人クラス、幹部クラスになる者もいる。プレキャラ5は幹部クラスになれる素質があるとされ、常に狙われていた。
●インラーンは長い間封印されていたが、マッドドクター・ニートンによって封印が解かれ復活を果たした。彼はインラーンに地上を征服させた後、自分好みの淫魔を囲うハーレムを形成しようと企んでおり、インラーンにはない科学技術を用いて帝国をサポートしている。またインラーンとしてもニートンの科学技術は彼の要求をのんででも欲しい力であった。
●帝国は人類の滅亡を望んでいるのではなく、あくまで「支配」を企んでいる。というのも、人類は貴重な糧であり、そして新たなインラーン人を生み出す「種」でもあるため、絶滅は結局帝国の崩壊にも繋がるからだ。よって大規模な破壊活動を好まず、「まずは日本から」という地道な活動からスタートさせている。むろんこれは戦隊シリーズ特有の「お約束」に基づいた後付設定でもある。
●とはいえ、劇場版「プレキャラ5最後の日」ではかなり大規模な作戦を展開させたが、これはあくまでアナザーストーリーであり、本編であるTVシリーズとは切り離して考えられている。
●最終的にニートンを含めた帝国側はプレキャラ5を含めた人類側と和平条約を結ぶこととなり、戦隊シリーズとしては珍しい形での大団円となった。この終わり方に納得がいかないと反発するファンも多いが、制作側の「スピンオフを含めた続編制作が決定し、その為の伏線である」という発表には大喝采だった。
●しかしその一方で……そもそも子供向けにしてはあまりにも度が過ぎるお色気番組だった当番組は、政府筋の陰謀による宣伝効果を狙ったもので、実はインラーン帝国は実在し、彼女らの存在を事前にアピールし洗脳するための下準備ではないのかという噂が最近流れている。当然真偽のほどは定かではなく、単なる噂だと片付ける人は多い。「やけに怪人とかリアルじゃなかった?」という事実をどう受け止めるべきか……まだその答えは出ていない。
地下淫魔帝国インラーン主要メンバー | |
女王エキドナー | ●地下淫魔帝国インラーンの頂点。インラーン人(淫魔)の全ては彼女を母としており、人類すらも彼女から生まれたと唱える人までもいる(その説はニートンによって否定されているが)。 ●淫魔は人間から精気を搾り取りインラーン人に変えてしまえるが、女王は自らの意志で人間をあらゆる怪人や幹部へと作り替える力がある。毎回登場する怪人は、彼女が幹部やニートンの意見を取り入れた上で目的の用途に合うよう生み出されている。その生み出す儀式は「サバト」と呼ばれ、番組の中でそのシーンが放送されている。とはいえ細かいシーン描写があったのは第1話だけで、後の回では大幅にカットされ産み落とされるシーンだけが放送されている。番組中盤ではそのシーンすらカットされてきたが、「サバトシーンこそこの番組のキモ」とするファンも多かったためか、逆に終盤でサバトシーンが取り入れられた回もあった。 ●女王が怪人を生み出す方法は二通りあり、精力の弱い人間を数多く取り込んで一人の怪人を生み出す方法と、一人の人間を取り込んで怪人にする方法がある。前者の場合は怪人として新しい命が産み落とされているのでもう元には戻らないが、後者は「淫魔化」という特殊な状態のため、プリンセス司令官の持つ「ライトニングウィップ」などによってその淫魔化が解かれ元の人間に戻るケースもある。シスターピンクが洗脳されインラーン幹部になったときも、この淫魔化によるもので、ピンクを女王が取り込み洗脳淫魔化するシーンは、多くの者の心を捕らえ「イートミー」を叫ばせた。 ●強力無比な女王だが、唯一の、そして最大の弱点がある。それはあまりにも巨体なため、女王蟻のように自らはほとんど動けない事。また基本的に周囲のインラーン人は自分の娘達であり、女王が娘達から「攻められる」ことはありえなかった。だからなのか、最後のプレキャラ5達との対決では、最初こそ優位だったにもかかわらず動けない身体を彼らによってたかってレイプされ、敗北してしまった。 ●最終的にはプレキャラ5達と和解し、帝国と人類の共存を約束するに至る。だがその「和解策」が具体的にどのようなものだったかは番組中で語られておらず、今なお議論と妄想をよんでいる。 |
ドクター・ニートン | ●帝国内では唯一の人間で唯一の男。帝国の存在を突き止め封印を解いた張本人でもある。 ●世界有数の頭脳をもち、IQは200000を誇る。人間社会の科学力と帝国の魔法技術を組み合わせ、あらゆる物を生み出すことを可能としている。だがそんなトンデモ頭脳をもってしても、毎回作戦は失敗に終わっている。「根性が頭脳を上回るなんてぇ!」「奴の性欲は計算の想定外だぁ!」などが敗北時の口癖になっている。 ●女性に対して偏屈的な性欲を持っており、それを戦闘員などを相手に発散している。それを「作戦失敗の罰」とすることもしばしば。当然ながらテクニックと呼べるようなものはなく、一方的に戦闘員を性処理の道具として使っているようなもの。故に戦闘員を始めインラーン人からは全く歓迎されていないが、彼の能力が作戦に欠かせないのも事実であるため、皆我慢している。 ●元々は気弱で内にこもるタイプの人間。みすぼらしい容姿と貧しい母子家庭事情を理由に幼少時代虐められて育ったためか、心はひねくれている。特に女性からのイジメが酷かったらしく、女性に対して性的優位に立つことをずっと夢見ていた。その歪んだ欲望がドクターニートンとして彼を生まれ変わらせ、帝国復活にまで至っている。しかし母親という存在には弱いらしく、淫魔の母である女王には敬意を払い続けた。 ●しかし実はプレキャラ5のプリンセス司令官とは異母兄妹であることが終盤になって明かされる。彼の母親は父親(=プリンセスの父)の屋敷で働くメイドだったが、無理矢理犯された上に妊娠の事実を隠滅しようとしたのだが、それを悟った母親が子供に罪はないと屋敷を逃げ出し、ニートンを生んだという経緯があった。 ●この事実を知ったニートンは特にプリンセス指令に強い憎しみを持ったが、プリンセスが「父の罪は私が償う」としてその身を差しだしたところ、ニートンは「だったらオレ様のツンデレ妹性奴隷として一生仕えろ」と命じてプリンセスをいただいてしまう。以後、プリンセスを妹として性的に接しようとするものの、最終回を見る限りアッサリその妹に全ての主導権を握られてしまっているようだった。 ●上記のような急展開に司令官ファンは納得いかないと番組に猛講義したのは有名な話。番組側からの「ニートンこそがファンの皆さんなのです」という、なんだかうやむやな釈明に、それでも一部のファンは「プリンセスたんハァハァ」と納得したとか。 |
幹部「サキュバス4」 | ●インラーン帝国の地上占領作戦の直接的な指揮を執る幹部四人。 ●詳しくは「インラーン幹部「サキュバス4」とは?」のページ参照 |
怪人 | ●インラーン帝国による地上占領作戦を成功させるべく、毎回多くの戦闘員を従えプレキャラ5に挑む主戦力。 ●彼女達は女王より生まれ、彼女達を生み出す切っ掛けとなったアイデアを出した幹部、あるいはニートンの作戦に沿う幹部の下に配属される。 ●様々な能力を所持しているが、基本能力は「人間の精を吸い尽くす(性交)」「人間を淫魔化あるいは淫乱化させる」といったもの。そして目的は「人間を淫魔化,淫乱化させて地上を占拠する」「プレキャラ5を犯し、精を吸い尽くして淫魔化(=幹部化)させる」といったものになる。 ●詳しくはトップページより個々のページを参照 |
戦闘員 | ●一山いくらの雑兵ではあるが、一人一人の能力は人間よりも高く、通常の人間では彼女達に太刀打ちできない。 ●従来までの戦隊シリーズと同様、番組中はかけ声くらいしか声を発しないが、普通に喋ることは可能で、普通の人間同等の知能がある。 ●戦闘員は上司(怪人,幹部)によってその姿が異なり、複数種存在している。その違いは「インラーン幹部「サキュバス4」とは?」のページ参照。 ●能力的には怪人より劣るものの、同様の能力を身につけている。また怪人や幹部、あるいはドクターニートンによって怪人や幹部と同じ特殊能力を備えた戦闘員も存在する。 ●第22話「頑張れ!未来の司令長官?」では戦闘員の一人(ゴブリィナ)にスポットライトが当たり、知られざる(?)戦闘員の苦労が伝えられた。 |