第28話「激突!拳にかけた想い」 第45話「さらば愛しき宿敵(とも)よ」 空手、柔道、ボクシング、少林拳。様々な格闘技のチャンピオンや強者達が襲われ、暴行される事件が発生した。 現場に残されていたのは、無惨に敗れた男。 折られた心。無数の爪と牙と拳の痕を刻まれた肉体。 そして、獣の物と思しき幾筋かの毛。 インラーン帝国きっての格闘家、オオカミ怪人グラップラーウルフの仕業だ! 襲われた格闘家達は、残らず逆レイプされていた。 得意とする格闘技で負け、犯され責められているにも関わらず快楽に屈し、人間を遥かに上回るウルフのスタミナで根こそぎ精を搾り取られる。 心技体ことごとく犯し尽くす、恐るべき手口。 それに遭遇した男達から、闘志の火は再点火不可能なまでに消し去られていた。 このままでは日本の格闘界は大打撃だ。 事態を重く見たプレキャラ5だったが、いつも通り五人で捜査しようと言うレッドの言葉を拒絶し、イエローは独り、基地を離れる。 拳を悪用するウルフを、同様に拳を修める者として倒したい。同時に強者と闘いたいという抑えられぬ想いも、そこにあった。 単独でウルフを誘い出したイエロー。 彼はプレキャラ5の一員としてではなく、一人の格闘家として彼女に戦いを挑んだ。 長い戦いの末にとうとうイエローはウルフを倒す。 だが、一瞬の油断を突かれてしまい、あっという間に形勢は逆転してしまう。 奥の手としてウルフが牙に仕込んだ毒。 それによってイエローは麻痺させられ、逆レイプされてしまう。 プレキャラ5の戦闘服でないのが災いした。ただの布など、ウルフの爪の前にはティッシュ以下だ。刻まれた衣服の下から取り出したイエローのモノに、ウルフが長くザラついた舌と指が纏わりつかせては、イエローに優しく次のラウンドの準備をさせる。 大の字で転がるイエローの腰に跨り、ウルフのしなやかな肢体が踊る。鍛えられた体を最大限に活かした魔の騎乗位。 ウルフの肉はイエローをきゅうきゅうと締め付け、かと思えば優しく抱きしめるようにして柔らかく撫で上げる。同時にウルフの恵まれたバネは緩急自在のストロークを生みだし、オトコを屈服させて、絞り取ろうとする。 だが、イエローは屈しない。 さきほどよりもさらに長く激しい戦いの果て、格闘とは違う意味での肉と肉のぶつかり合いも、とうとうウルフが根負けした事でイエローの辛勝に終わった。 だが敗者である筈のウルフは妙に明るい表情をしていた。彼女の頭の中に、ある思いが浮かぶ。 この男、捨てるにも殺すにも惜しい、と。 あろう事か、ウルフはすっかりイエローが気に入ってしまっていたのだ。 そうして、イエローが心置きなくウルフの夫となり帝国の臣民となれるよう、イエロー以外のプレキャラ5を倒す事を宣言。 未だ毒が抜けず体中が麻痺して身動きの取れない、全裸のままのイエローを放置して、朝靄の中に消えていった。 驚異的な戦闘力をもって幾度もプレキャラ5の敵として立ち塞がるが、作戦の勝利よりもその場の勝負を優先させ続けた為に、結果として負け続きとなる。 最終的に、業を煮やしたエキドナー女王により極度の洗脳と超強化手術を施され、捨て駒同然で送り出された。 最期の決闘の末、イエローの腕の中で息を引き取る。 |